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解体作業
先月のある日の話。
弊社で、年に2回の一大イベントが行われました。
その名も、お歳暮解体。
冬の恒例行事であり、夏には「お中元解体」と名前を変えます。
なぜ「解体」というのか。
それは、弊社が頂いたお中元やお歳暮は、社長夫婦のご親切により、社員一人一人に均等に配分されるから。
12月になると来社し、弊社の休憩室を占領するお歳暮たち。
沢山のお取引先様のご親切、嬉しい限りです。
でも、必ずしも良いことばかりではありません。
仕事で疲れた時の誘惑たるやなんや。
疲れていると判断力が鈍るので、箱ごと食べかけます。
特に、小麦色の、とってもドライなあの飲み物。
あの破壊力は異常。
「飲んでください」って顔でこちらを見てくるんです。
そうです、コンプライアンスを守るためにも、早めに片づけなければならないのです。
ということで、いざ解体へ。
作業はいたって簡単。
まずお歳暮を全て並べ、満足感に浸る。
そして、密かに狙いを定める。
人数分の箱を用意する。
無心で詰める。
以上です。
なんとも壮観なこの眺め。
全世界を手に入れた帝王の気持ちが分かります。
これを一人一人、なるべく公平に分けていきます。
仕分け作業って、なかなか楽しいんですよね。
そして、作業を手伝った人には、味を選ぶ特権も与えられるので、いいこと尽くし。
このようにして、私が頂いたのがこちら。
とってもドライな飲み物がこちらを向いていますね。
横には鯛をもったおじさんも。
ニヤニヤが止まりません。
社長、ありがとうございます。
美味しく頂きます。
一瞬でなくなりそうな予感もしますが…。